シージェット033 船底塗料

《防汚メカニズムと研摩性》
 シージェット033の皮膜形成樹脂は、特殊な水和水解型
ポリマーで構成しています。塗膜が海水につかると塗膜
表層が水分子を吸着し、樹脂と水分子が結合した一種の
水和現象を起こし表層から徐々に溶解していきます。
これは化学作用によって溶解するいわゆる自己研摩作用
を示します。
即ち、従来型防汚塗料の様な抜け殻(スケルト
ン層)を形成しないで塗膜の表面は常になめらかな状態
となります。
 また、この水和分解型ポリマーは海水中で塗膜から防
汚剤が溶け出すのを定常的に行いますので長期間安定
した防汚効果を示します。
 さらに、シージェット033はプレジャーボートの艇速、係留
等の走航条件や、内海および近海の環境をも考慮して
設計してありますので、プレジャーボート・ヨットにとって
理想的な船底塗料といえます。


艇のサイズ別船底塗料使用量目安
  セールボート パワーボート
  シージェット033 バインダーコート
015
シージェット033 バインダーコート
015
20feetクラス 2.9g 2.0g 2.9g 2.0g
26feetクラス 4.1g 2.9g 5.4g 3.9g
30feetクラス 5.7g 4.1g 8.5g 6.1g
35feetクラス 6.8g 4.9g 12.8g 9.2g
38feetクラス 8.0g 5.7g 15.0g 10.8g
44feetクラス 9.4g 6.7g 17.3g 12.4g
51feetクラス 11.4g 8.2g 18.5g 13.3g
           *033の使用量は2回塗りです。


塗り重ねの適正

塗料メーカー名

前回塗装した塗料

Seajet 033
(今回塗装)

Seajet 034
(今回塗装)

中国塗料

Seajet 033

  △

Seajet 034

Seajet 035

  △

マリンスター30G

  △

ニューマリンゴールド

  △

ニューマリンゴールドDX

ヤマハ発動機

アクアキーパー

  △

パワープロテクター

  △
インターナショナルエピグラス ボードガードエキストラ   △
ミクロンCSC   △
クルーザースペリオ   △
インタースピード2000
トライラックス × ×
VCオフショアー × ×
日本ペイント うなぎ一番   ○   △
うなぎ一番 あざやか   △
ボートガードエキストラ   △
ウルトラ × ×
ブライトウルトラ × ×
クルーザーレインボー   △
日油関西 プラドールZ   △
ニュープラドール   △
スーパードルフィン   △
カラーエシオン
宝船
カナエ塗料 大漁クリーン   △
スーパー大漁
公進ペイント 黒潮1号   △
黒潮2号   △

注)

・・・・・ 直塗り可能 
※・・・ 直塗り可能(但し、タワシ・サンドペーパー等の、こすり洗いが必要)
・・・・・ バインダーコートとしてSeajet015を使用
※・・・ 旧塗膜のスケルトン層に起因する発泡を防止するために旧塗膜をタワシ・サンドペーパー等でこすり洗いしSeajet015を必ず塗装
×・・・・・ 旧塗膜を除去し、バインダーコートとしてSeajet015を使用



船底塗料塗装方法
新艇又は無塗装艇
工程 内容 備考
 【素地調整】
シンナー拭き 布ウエスにアセトン又はウレタン
系シンナーを浸し、ゲルコート表面
の離型剤やワックスを除去する。
エポキシ系の
シンナーでも
良い。
サンディング ドライサンドペーパーで表面の光
沢が無くなるまで、ていねいに研摩
する。その後、表面のダストを除去
するため、清水洗いを行う。
No.180〜240
を使用
 【養生】
マスキング ハルとボトムの際をマスキングテ
ープで区切る。
テープ幅は狭
い方が、ライン
にそって貼り
やすい。
 【バインダーコートの塗装】 必ず塗装してください
シージェット
015
製品に対し希釈シンナーAを0〜5%
添加する。
塗装状態を見て
少しずつ入れて
下さい。
横塗り(一方向)で塗装し、ハケをあ
まり返さず塗る。
バインダーコート
なので、薄く塗る
ように心がける。
船底塗料を塗るまでの塗装間隔
  5℃ 5時間以上
 10℃ 4時間以上
 20℃ 3時間以上
 30℃ 2時間以上
帽子、軍手、マス
ク等を使用して下
さい。
 【船底塗料の塗装】
シージェット
033
製品に対し希釈シンナーAを0〜5%
添加する。
塗装状態を見て
少しずつ入れて
下さい。
横塗り(一方向)で塗装し、ハケをあ
まり返さず塗る。
膜厚が薄いと生
物が付着しやす
いので膜厚は十
分保持する。
2回目を塗るまでの塗装間隔
  5℃ 12時間以上
 10℃  7時間以上
 20℃  5時間以上
 30℃  4時間以上
塗料が皮膚に付
着した時は、シン
ナーで洗い落と
し、石鹸水で良く
洗う。
同じ要領で2回目を塗る  
 【下架没水】
  没水までの時間
  5℃ 24時間以上
 10℃ 16時間以上
 20℃ 12時間以上
 30℃  8時間以上
 


船底塗料塗装方法
塗り替えの場合
 【下地処理】
付着物除去
油汚れ除去
旧皮膜に付着した、海中生物、汚れ
等は、スクレーパーで除去し、油汚
れはシンナー拭きにより除去する。
シンナーAを
使用、上架後直
ちに実施する。
清水洗い 清水洗いで表面の塩分を除去し乾燥
旧皮膜処理 ゲルコートが露出しているところは
サンドペーパーがけする。
 
ルーズな塗膜はスクレーパーで除去
する。ディスクサンダーはゲルコートを
痛めるので使用しないほうが良い。
剥離剤はゲルコ
ートを痛めるので
水洗時と同様タワ
シがけを中心とす
る。
 【養生】
マスキング ハルとボトムの際をマスキングテ
ープで区切る。
テープ幅は狭
い方が、ライン
にそって貼り
やすい。
 【バインダーコートの塗装】
シージェット
015
製品に対し希釈シンナーAを0〜5%
添加する。
塗装状態を見て
少しずつ入れて
下さい。
横塗り(一方向)で塗装し、ハケをあ
まり返さず塗る。
バインダーコート
なので、薄く塗る
ように心がける。
船底塗料を塗るまでの塗装間隔
  5℃ 12時間以上
 10℃ 10時間以上
 20℃  6時間以上
 30℃  5時間以上
帽子、軍手、マス
ク等を使用して下
さい。
 【船底塗料の塗装】
シージェット
033
製品に対し希釈シンナーAを0〜5%
添加する。
塗装状態を見て
少しずつ入れて
下さい。
  横塗り(一方向)で塗装し、ハケをあ
まり返さず塗る。
膜厚が薄いと生
物が付着しやす
いので膜厚は十
分保持する。
  2回目を塗るまでの塗装間隔
  5℃ 12時間以上
 10℃  7時間以上
 20℃  5時間以上
 30℃  4時間以上
塗料が皮膚に付
着した時は、シン
ナーで洗い落と
し、石鹸水で良く
洗う。
同じ要領で2回目を塗る  
 【下架没水】
  没水までの時間
  5℃ 24時間以上
 10℃ 16時間以上
 20℃ 12時間以上
 30℃  8時間以上
 


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